平成25年度 東山会会報

第9回「東山へ帰る日」開催報告


東山会 事業理事
名古屋大学大学院工学研究科
機械理工学専攻 電子機械工学分野 教授

早川 義一

昭和 49 年卒業(第 33 回)

第9回「東山へ帰る日」開催報告
  

卒業50周年を迎える先輩諸氏を東山キャンパスにお迎えし、同期の懇親を深める機会として頂とともに、名古屋大学および機械系教室の近況を肌で感じていただくことを目的として始まった「東山へ帰る日」の行事(隔年開催)も今回で9回目となりました。今回は、6月7日(名大祭期間中の金曜日)の午後、ES総合館(2011年、工学部4号館の跡地に年新築された工学部理学部の合同館)の1階会議室を主会場として、第21回(昭和37年)卒業生16名、第22回(昭和38年)卒業生12名をお迎えしての開催となりました。

 司会を仰せつかった私にとっては緊張の祝賀会となりましたが、会は東山会会長杉田雄二さんの挨拶に始まり、機械系主任教授山田陽滋さんによる名古屋大学および機械系教室の近況報告(特に、グローバル人材育成への全学および機械系教室の最近の試み)、バイオメカニクス研究グループ教授田中英一さんによる最近の研究成果紹介(マルチボディ複合モデルを用いた大腿骨近位部の骨折応力、転倒現象の解析とプロテクター開発)と進みました。先輩諸氏には、大学教育における現状と課題の一端をご理解いただき、また最先端の研究成果を楽しんでいただけたのであれば、幸いです。

 祝賀会の後、記念の集合写真撮影に続いて、ES総合館の2階に常設されているノーベル賞展示室(ここには、2008年に物理学賞を受賞した益川敏英さんと小林誠さん、化学賞を受賞の下村脩さんにゆかりの品々が展示されています)の見学の後、先輩諸氏にはご希望の見学コース(材力応力コース、機力制御コース、熱・流体コース、加工・精密コース、学内散策コースの5コース)に分かれて、研究室やキャンパスの変貌の様子をご覧いただきました。見学途中、激しい雷雨に見舞われるというアクシデントもありましたが、皆様無事、見学を終え、ほぼ予定時刻通りに、主会場での懇親会に臨むことができました。

 懇親会は、東山会理事大岡昌博さんの司会の下、東山会副会長山下博史さんの挨拶、第21回卒の名大名誉教授藤田秀臣さんの乾杯で始まりました。懇親会は途中、第21回卒の山本浩さん、第22回卒の東山会元会長水野清史さんのスピーチあり、名大応援団団長西田敏さん(機械・航空工学科4回生)のリードによる第八高等学校寮歌「伊吹おろし」と名大学生歌「若き我等」の全員合唱ありと、若き日の話題を種に同期の懇親を改めて深めていただけたのではないかと思っております。終始和やかに進められた懇親会は東山会理事西沢一敏さんの一本締めで締めくくられました。



上:東山会会長 杉田雄二さんの挨拶
右:祝賀会、講演の様子











左: ノーベル賞展示室にて
往年のキャンパスの写真をご覧になり、盛り上がる卒業生

左下:懇親会、乾杯の様子


下 :名大応援団団長 西田敏さん
第八高等学校寮歌「伊吹おろし」と名大学生歌「若き我等」の全員合唱をリード


 今回の「東山へ帰る日」ではこれまでと異なった試みを行いました。主会場を工学部2号館からES総合館に移したこと、懇親会を生協からES総合館内のフランスレストラン・シェジローのケータリングにしたこと、名大応援団の協力を得ての寮歌、学生歌などです。ご参加いただきました諸先輩の皆様のお声を参考に、「東山へ帰る日」を益々、魅力ある行事にしていくことができれば幸甚に存じます。

 最後になりましたが、今回の「東山へ帰る日」の行事にご協力いただきました東山会理事ならびに学内関係者の皆様に心より御礼を申し上げ、報告を終わります。

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